3Dプリンターの活用企画!
2018/03/19 12:32
皆さんこんにちは!
いつも弊社製品とフォーラムをご活用いただき誠にありがとうございます。
先日あるブログポストを見る機会がありましたのでまず以下の写真をご覧ください。
https://www.thissmarthouse.net/dont-burn-your-house-down-3d-printing-a-cautionary-tale/
はい、もう少しで大火事です。 3Dプリンターによる火事は起こる可能性があります。
主な原因として以下が取り上げられますので弊社3Dプリンター以外の製品でも是非お気を付けください。
・異臭(基板が焼ける匂い)がしたら即電源を切る。
・ABSを定着させるためのヘアスプレー等の使用は止める。
・ホコリを基板付近、加熱部分に溜めない。
・金属の削りかす等を基板付近、加熱部分に無いようにする。
・無理なカスタムを行わない、無理に昇圧等しない。
・ドライバー変更やカスタム時は電圧をチェックする。
・ABS製のファンダクトの脱落注意
・カートリッジヒーター(加熱体)を絶対にサーミスター無しで稼働させない、ヒートコアから抜け落ちないようにする。
今回の記事の原因は一番最後のカートリッジヒーターがヒートコアから脱落していたことが原因で電線部分から発火が始まったようです。
そこからABSのパーツに燃え移り機体全体に火が及んでいます。
基板自体の端子台からスパークが起きるケースはありますが、それ以上にヒーター自体の持つ加熱量はそれ以上です。
またABSを使用するにあたりベッド面にヘアスプレーを使用して定着性を上げようとしたアメリカ在住の男の子が家ごと焼いて亡くなったケースも数年前に起こっております。
弊社MagnaRectaでは皆様に3Dプリンターをお届けしておりますが、こういった事故などは主にヒューマンエラーが原因で発生してしまうことを考えておいてください。 他の産業機械同様、こういったケースの場合弊社で保証される内容は初期不良以外では保証できず、ユーザーの自己責任が大きく関わってきます。
特に自作でABSを使用されている場合や構成パーツにABSを使用されている場合も気を付けてください。 今回延焼した原因はこれらにもあります。
弊社フォーラムのトピックでも温度エラーのスレッドが良く目立ちますが、主にホットエンド交換時やノズル先を弄ったときに起きているのを見受けられます。
弊社3Dプリンターではこのような火事に繋がる事故が起きないよう温度計測に異常があった場合、セーフティ機能が働き加熱停止処理が行われます。
またこのことから日常のメンテナンスや正しい処置が大切だということをご理解いただければ幸いです。
MagnaRectaは皆様に3Dプリンターをより良く、そして永くお使いいただけるよう今後ソフトウェアだけでなくハードでの検知機能も検討しセーフティ機能を強化して行きたいと考えております。
MagnaRecta