3Dプリンターの活用企画!

2017/03/03 12:30

みなさんこんにちは! 


今回はなんと・・・・M3ボルトとM2ボルトをLepton2で造形してみました・・・
M3ボルトって何だろうという方、Lepton2本体に良く使われているボルトです。
どんなボルトかというと こんな感じ↓



ち、小さし・・・ M3はネジ部分の幅が3mm以下しかなく、M2ボルトにいたっては2mm以下です・・・(ゴクリ)






では・・・今回はFusion360でM3ボルトを作成するところから始めましょう!
(画面が小さいときは動画画面右下のYoutubeボタンを押してみてくださいね)








果たして造形できるのか・・・・
プリント設定は、PLA使用の 200度、0.1mmピッチ版と0.05mmピッチ版をそれぞれ2個ずつ出してみました。
サポート材は無し、その他諸々は何も設定を変えずにやってみます。
それではれっつごー!







・・・・さて結果は!!!!



HAHAHA 出来ちゃいました・・・・



左から0.05mmピッチ 真ん中が0.1mmピッチです。



ちょっと接写が難しかったですが、何よりナットが入らないことにはボルトとして成立しませんよね。

ということでナットも入れてみましょう。



なっとちょい漬け


いけるのか!?




すんなりいけたー!






0.05mm(50ミクロン)のほうがさすがにちょこっとだけ入れやすかったです。
おそらくピッチの傾斜が0.1mmより再現されているからでしょう。


それにしても初めからここまでうまくいくとは思いませんでした。
というのも「きっと何回かリテイクするんだろうなぁ」という推測が正直あったのですが、
1テイク目から普通に機能再現し、 2テイク目の0.05mmピッチからはループ数2にして行ってみても大丈夫でした。



ねじ山がつぶれて見えるのはノズル径にも依存されます。
標準の0.4mmノズルでも良く再現できたと思います。



うん





うんうん






調子に乗ってM2ボルトにも挑戦してみたいと思います! さらに小さいよぉ








い、いけるのか・・・!?





い、いけたぁぁぁぁ!



M2ボルトも造形できました!(プリント中のタイムラプス動画が同じく地味だったため割愛します) 
が、今回は3本並べて造形してみました! さすがに2mmの厚みのものだと2本ずつでは熱ダレしてしまうだろうという予測のもと造形です。

さすがにネジ山の機能としての再現は0.05mmピッチまたはそれ以下じゃないと厳しそうです。


が、、、


M2ナットもしっかり入りましたー!


ん~ただやはり0.4mmノズルだとねじ山の再現度(鋭利さ)が弱くなりますね・・・ちょっと抵抗が感じられました。
小さいものや微細な造形にはより細いノズルを使ったほうが良さそうです。
この点に関してはまた今度微細なものシリーズとして造形してみたいと思います!




ちょっと小さいものですがここまでできると嬉しいですね!
次回はもうちょっと造形に凝ったものも出来ればと思います。




今回使用したものはコチラっ!





プリント設定はこちら!

積層ピッチ:0.05mm~0.1mm
射出温度:195~200度
プリントスピード:30~60mm/s (Simplify3DのGcode内で可変されます)
ベッド温度:55度
リトラクション距離:5mm
Zリフト:0.1mm