3Dプリンターの活用企画!

2017/02/22 18:00

皆さんこんにちは! 今回は巷で話題のヘアリーライオンを「Lepton2」と「TITAN3」で出力してみました!




えっへっへ みなさんこのモデルデータご存知でしょうか?


ライオンのデータをただ出力したわけではありません!ヘアリーライオン君で試したかったことがあるのです。

何を試したかったかというのは、、後でのお楽しみに!


では早速いってみましょう!





円筒の形態の内部に中心軸から放射状に何本も細い線をつないでいき、その円筒とライオンが合体している状態のものが今回のデータになります。


え、どうゆうこと??という感じですね!実際みてみましょう!

見てもよくわからん...状態です! 

とりあえず出力してみましょう!

プリント設定はサポート材を無しにして造形です! その他は特別なことはしていません。






どーん!

これは出力直後のヘアリーライオンです。

まずは「TITAN3」で積層ピッチ0.2mmの素材はPLAを使用して出力しました!










ここからニッパーを使って筒状の形の内部を切り離していきます。

チョキチョキチョキ





完全に切り離したら筒と分離させます。

ドキドキドキドキ

円筒部分の足元がちょっとザラついているのは円筒背面部分はオーバーハング形状になっていて反り上がっていたため

オーバーハングにつられて引っ張っちゃってたみたいです。 でもライオン本体は綺麗に造形できています!


じゃーん!!


ボンバァァァァァ!!



ボンバーヘア...


ヒートガンを使ってたてがみの形を整えていきます!


すると、、、

無造作ヘアのライオンの完成です!!(ずぶ濡れ風味とも言いますが)



たてがみの一本一本生えてるかのような表現が髪を形として作る場合とはまた違った味わいをだしていますね。 3Dプリンターならではの方法です!

今回はここからが本番です!

今度は「Lepton2」で形状記憶樹脂 SMP55を使用してもう一度へアリーライオンを出力します。

形状記憶樹脂とは熱を与えることで変形した形も出力直後の状態に戻すことのできる樹脂なのです!

今回試したかったのは一度バチッと決まったヘアスタイルのライオンに熱を与えて、ボンバーヘアのライオンに戻してみたい!という試みです!!


早速いってみよっ!!




先ほどと同じように出力直後の状態からチョキチョキ側面部を切り離すことで、、、














どどんっ!

ライオンがでてきました!

このボンバーヘアライオンの髪型をセッティングしてあげます。


百獣の王にふさわしい美しい横顔ですね。

そしてここからPLAのときと同じようにヒートガンで熱を与えて、出力直後のボンバーライオンに戻したいと思います!!


そして、、、、、!









え。。。。。







ちりちり。。。














。。。アフロ?














Why??










、、、どうやらたてがみ部分の形は円筒の側面にテンションがかかって支えてもらっていたため形状記憶樹脂がテンションに引っ張られてしまったようですね!




しかし!失敗には終わったものの原因がわかっただけでも大きな成果です。ハクナマタタです!!

またいずれリベンジしたいと思います、乞うご期待!!


無造作ヘアライオンと アフロライオン 親と子みたいな図








今回の造形手法はまったく新しい表現が成されたといっても過言ではありません。

わざと3Dプリントの1パスの樹脂を空中にブリッジさせて毛を表現する

 

これで2射出2色プリントすると髪の毛と肌 なんてこともできますね!




皆さんも是非Lepton2またはTITAN3で試してみてくださいね!

ダウンロードはこちらから! 

http://www.thingiverse.com/thing:2007221



今回使用した機体はこちらっどちらも鬼精度で立体造形を可能にします!






形状記憶樹脂 SMP55はこちら