3Dプリンターの活用企画!

2016/04/08 20:11

今回はCOPPERフィラメントBRONZEフィラメントを磨いてみました。
高さが190mmあるものなのでなかなかの磨きごたえでしたが、普段と違った味のあるものに仕上がったかと思います。
手(copper)
銅、赤金ともいいますが綺麗な赤色をしています。
天然で銅自体で産出されますがほとんど電気分解で純度の高い銅を精錬されます。
ライオン(bronze)
青銅
ー銅に10%前後のスズを含んだ合金です。
といっても3Dプリンター用にベースの溶ける素材に金属が練り込まれているものなので純度は100%ではありませんし、強度も陶器くらいだと思います。
ただ磨くと10円玉の様に輝きますし、ちゃんと緑青(酸化することによって起こる青緑色の錆)も噴きます。
今回Simplify3Dソフトの設定はExtruderのタブの中のRetraction Distanceの設定を1に下げてプリントしました。
この設定は移動するときにフィラメントがノズルから垂れないようにするために設定した数値分引いたり押し出したりするものになります。
普段プリント最中に糸を引いてしまうことがあるときはここの数値を数mm増やしてあげると改善されると思います。
しかし今回の素材に関しては流動性が低いため、あまり押し引きの設定を上げてしまうとノズル詰まりを起こしやすくなってしまいます。
今回はじめからついている0.4mm穴ノズルでプリントしましたが、ノズル径を0.5mm〜にするとより安定してプリントすることが出来るようになるかと思います。

■仕上げ方
僕は今回紙ヤスリを180→400→1000→1500順に使い仕上げに液状のピカール金属磨きというものを使用しました。
ピカールを使用することによっていい感じに緑青が発生したものと思われます。
是非ご興味のある方はお試しになってみて下さい。
使用したフィラメントはこちら